Diggin’ In The Carts エピソード1を見て

 日本のゲーム音楽がどのようにして生まれ発展していったのか。それを探るべく当時実際に作曲をされていた方々へのインタビューと共に振り返るドキュメンタリー作品、『Diggin’ In The Carts』が9月4日より公開となりました。

 

↓『Diggin’ In The Carts』のページ↓


Diggin' in the Carts:(ディギン・イン・ザ・カーツ) エピソード1

 全部で6つのエピソードが公開予定で、現在、エピソード1が公開されています。

 

 エピソード1に出演されている日本の作曲者の方は、小沢純子さん(代表作『ギャプラス』、『ドルアーガの塔』など)と田中宏和さん(代表作『メトロイド』、『パルテナの鏡』など)が出演されています。

 

 こうしたゲーム音楽を取り扱った企画では、なかなか出演されない方々がインタビューを受けていらっしゃるので、これは嬉しいところ。

 

 ただ、こうした作品を日本の方が作るのではなく、海外の方が制作しているというのは自分としてはちょっと悲しい気持ちがあったり。

 私の考えとしては、日本のコンテンツを紹介するのであれば、日本の方が先頭に立って紹介するべきなのではないか、と思います。

 

 が…、

 

 趣味性の強いものを基に作品を作るとなると、果たしてそれに見合ったニーズはあるのか、という考えに至り、二の足を踏んでしまうのは仕方の無いことかもしれません。それはゲーム音楽に限った話ではなく、比較的ニッチなもの全般に言える話ですが…。

 

 それでも、先人達が残していった素晴らしいものを後世に伝えるためにも、こうした活動を進んで行なっていくことは、とても大切なことなのではないでしょうか。

 

 私はレトロゲームに関しては、様々な制約の中で多くのものを詰め込んだ一つの芸術品だと思っています。それはまるで絵画やクラシック音楽のように。

 

 また、それはレトロゲームも絵画やクラシック音楽のように、長く愛されるものになって欲しいという願いを込めて、という思いもあってのことでもあります。

 

 今回のこの『Diggin’ In The Carts』という作品を見て、何らかの刺激を受けた人は少なくないと思います。私自身も、少しでも後世にゲームの魅力を伝えていけたらなぁ、と改めて思った良い作品だと思いました。